「ぼくたちのポエム帳」に参加してきました
昨日、開催された59さん主催の「ぼくたちのポエム帳」にて、横山千佳のポエムを紹介していただきました。
私のポエムは後半戦で紹介していただきました。
嬉しいことは多々ありましたが、とりあえず先ずはポエム(と、そんなに需要のなさそうな制作秘話)を見ていただければ。
物語では、灰かぶりの少女の前に現れた魔法使いが魔法をかけた。
魔法をかけられた少女はシンデレラとなって、幸せに暮らしたそうだ。
それじゃあ、魔法使いはどうなったのだろう。
彼女は幸せになれたのだろうか。
いや、それよりも何故彼女は自分自身に魔法をかけなかったのだろう。
答えは簡単で、彼女は優しすぎたから、他者を優先したのだ。
それなら、魔法使いは「シンデレラ」になれないのだろうか。
きっと、そんなことはない。そんなはずはない。
自分に魔法がかけられないなら、新しい魔法使いを見つければ良い。
ぼくが、なろう。
君が望む夢を叶えるために、ぼくが君の魔法使いになってあげよう。
けれど、ぼくはまだまだ未熟で、カボチャの馬車は作れないし、ネズミの従者の用意もできない。
それでも君はぼくの魔法を信じてくれる。みんなを笑顔にする魔法を使う君は、ぼくの魔法で笑ってくれる。
いつか、ガラスの靴を君に渡せる日が来たら、君と君の魔法はどんな風に輝いてくれるのだろう。
(以下は解説ポエム)
パッと見ていただければわかると思いますが、今回ポエムを出す際に意識したのは、「横山千佳はシンデレラになれるのか」という点でした。
”誰もがシンデレラ”を銘打つアイドルマスターシンデレラガールズで、数多のアイドルがいる中、自分の担当はどんなシンデレラになるのかというのはプロデューサー各位はきっと、一度は考えることだと思います。私の場合はこのポエム帳企画がきっかけになったわけですね。
さて、「横山千佳はシンデレラになれるのか」というテーマですが、答えなんてもちろん「シンデレラになれる。いや、なれないわけがない!」なので(どの子でもこれ以外ありえないわけですが)、なら次は「どんなシンデレラになるのか」を考えました。
担当ということで、他の方よりかはこの子の良さをわかっているつもりですので、シンデレラになり得る要素はいろいろと思い浮かびましたが、やはり何より伝えたいのは「横山千佳は魔女っ子である」という部分ですので、この部分を強調したものを作ろうと制作を始めました。
実はこの時点で締切の2時間前だったんですよね…本当にギリギリまで提出するか否かを悩んでました(提出は決めていたもののなかなか踏ん切りがつかなったとも言えるのですが)…直前の提出に関しましては、ご迷惑をおかけしましたとしか言えないですね…
ところで、物語というものは基本的には主人公にスポットライトを当ててストーリーが進行するものですが、どんな物語にもスピンオフというものが存在しますよね。私は今回、「シンデレラ」の物語の中に出てくる魔法使いを横山千佳のポエムを作る際に扱うスピンオフの対象に選びました。
理由は2つ。1つ目は、魔法使いと魔女っ子が類似しているため。もう1つは、「そもそも自分がシンデレラになろうとしていない」ためです。ちょっと誇張に話している感じもしますが、正直後者の理由がとてつもなく強いです。
「そもそも自分がシンデレラになろうとしていない」というのはどういうことかと言うと、ポエムにもあるように物語の中の魔法使いは自分に魔法をかけることもできたわけですから、何も生き抜く辛さに耐え忍ぶ灰かぶりの少女に救いの手を差し伸べる必要などなく、自分自身に魔法をかけていればよかったわけです。(もともとおばあちゃんだろとかは言っちゃダメ)
かぼちゃの馬車、ネズミの従者、きらびやかなドレス、そしてガラスの靴…これらを用意できれば自分を着飾り、王子様に見初められて「シンデレラ」になることだってできたでしょうね。けれど、それはしなかった。物語内でも触れられていることもありますが、「優しいのに可哀想なシンデレラを幸せにしてあげよう」とする魔法使いの意思がありますよね。
つまり、魔法使いの行動基準は「やさしさ」や「他者を幸せにしようと働きかける」ことになります。あくまで他人のために魔法を使うわけです。
…なんか誰かに似てません?そう、横山千佳ちゃんにそっくりですよね!!!!
横山千佳 は幼いながらに自分なりの「魔法」というものを見つけ出しています。(この話は他企画で投稿したものの話をするときに改めて…)その「魔法」もやはり自分に使うものではなく、「他者を幸せにする/元気にする/笑顔にする」ために使われているのです。(ちょっと例外はある)
さらに、横山千佳は「自分がシンデレラ(トップアイドル)になると言及したことが(おそらく)ない」んです。もともと彼女は魔女っ娘になることを夢見ていましたから、話している内容はほとんどがその「魔女っ娘アイドル・ラブリーチカ」のことです。そしてそのラブリーチカは「ファンを笑顔にする」だとか「Pくん、みんなといっしょだと楽しいね~!」だとかを話してくれます。かわいいよね。
端的に言ってしまうと、「横山千佳は将来のビジョンよりも、現在を優先している」ということですかね。
きっと、この魔女っ娘が灰かぶりの少女の前に現れても、魔法使いと同じようにシンデレラになれる魔法をかけてあげるのでしょう。だって、この少女は「他人を幸せにする魔法」を持っているのですから。
ポエムでも書きましたが、この魔女っ娘をシンデレラにさせるためには我々プロデューサーが優しすぎる少女に魔法をかけてあげるしかないんです。
横山千佳はノーマルカードの特訓後、親愛度UPの台詞で我々と1つの約束をしてくれます。それは、「プロデューサーを世界一にする」ということ。
ひたむきに今を輝くこの少女が未来を約束してくれた台詞です。ここでもやっぱり横山千佳は自分より我々プロデューサーを優先してくれているんですよね。ものすごく良い子なんです。やっぱり魔女っ娘ラブリーチカは伊達じゃない…
魔法少女をシンデレラにするために、これからもプロデューサーは横山千佳と歩いていきたいです。
(解説ポエム終わり)
次は、ポエム帳生放送を聞いて嬉しかったことや感想などを話していきたいと思います。
嬉しかったことなんですが、一番は横山千佳でポエム被りがあったことですね。もう一方が出してくださった横山千佳ポエムは前半の最初の方でで紹介されていたのですが、もうびっくりですよね。「このポエムは私の提出したものじゃない…」と声に出るくらいには驚いていました。
そのポエムもまた、とても素敵なもので思わず聞きほれてしまいました。自分には考えられなかったアプローチで横山千佳を紹介されていて、本当に素晴らしかったです。(よかったら本放送で聞いてみてください!)
もう一つの嬉しかったことは、59さんにめちゃめちゃ褒めていただいたことですね。いやもうほんと、すごい嬉しかったです。自分の言いたいことを察してくださり言葉として配信してくださったこと、感謝の言葉しかありません…
しかもBGMがね、オルゴールの小箱っていうのがまたもう…ね!いい歌ですよ…
自分で書いたポエムってめちゃめちゃ恥ずかしいんですよ。それを読むのってもっと恥ずかしいじゃないですか。それを丁寧に感情を込めて読んでいただいただけで救われた気持ちですね。どのポエムにしても59さんが丁寧に大切に読んでいたことでより輝きをもって心の中にストンと落ちていきました。
感想という感想は、あんまり文字に書き起こすほどのものはないです。というのも、ぜひ聞いてほしい!に尽きるからです。これにつらつらと文字を起こしていくのは野暮ってものですよ。
皆さんの一心なアイドルたちへの想いがひしひしと伝わる言葉選びの数々に圧倒されてばかりでした。参加して、聞いてみてわかるこの企画の良さでしたね…次回も楽しみにしてます…
最後になりますが、主催の59さん、ならびに参加者の方々、本当にお疲れさまでした。すてきな企画、ポエムの数々をありがとうございました。
特に主催の59さんには締切当日、それも結構ギリギリなタイミングでの投稿など、ご迷惑をおかけしてしまいすみませんでした…59さんあっての企画だったと思います。本当に素晴らしい機会にめぐり合わせていただき嬉しい気持ちでいっぱいです。
私のポエムを聞いていただいた方、見ていただいた方、ありがとうございます。どうぞ横山千佳のこれからを見守ってあげてください。
ともひと